東大理科III類、公認会計士、司法試験を全て合格した東大生 水野遼氏のその後

あるブログを読んでいたら、灘中・灘高出身、東大実戦模試で1位、東京大学理科III類に現役合格し、東大2年生で公認会計士試験合格、4年生で司法試験合格という、日本の最難関試験を総なめにした学生がいるそうだ。彼の名は、水野遼。 東京大学理科III類は、言わずと知れた、東大医学部への進学コースで、日本の大学入試の頂点に位置する。勉強ができるから、というだけの理由で、医者になりたいわけでもないのに理IIIに入る学生も最近は増えているようだ。

理科3類に合格するだけでもすごいのに、さらに2つの日本最難関試験にあっさり合格するとは試験の天才、いやもはや化け物と言っても過言ではないだろう。 公認会計士試験は、東大経済学部卒業生が受験しても簡単には合格できない難関試験で、司法試験は言わずと知れた、東大法学部卒業生でも10年以上かかったり、途中で脱落して会社員になったりする超難関試験である。 その2つを難なく在学中に合格したというから驚きだ。そんなヤツがこの世にいるとは、信じがたい、というのが一般人の感想ではないだろうか?

彼については、今後研究してなぜそんなことができるのか、分析したいと思っている。

水野遼の経歴 2009年 3月 灘高校卒 (2008年第2回東大実戦模試全国1位 総合偏差値91)  2009年 4月 大学1年 東京大学理科三類入学 2009年12月 大学1年 公認会計士 短答式試験合格(学習期間約3ヶ月) 2010年 8月 大学2年 公認会計士 論文式試験合格 2011年 1月 大学2年 大学受験参考書発売 「東大理三生が教える「満点を取る!!!」アルバトロス現代文」 (YELL books) 2011年 5月 大学3年 司法試験予備試験合格(論文式試験2位合格) 2012年 9月 大学4年 司法試験合格 2015年 3月 東京大学医学部医学科卒業

その後、2015年2月にPwCあらた監査法人、2017年1月大阪の知財系の法律事務所を経て、現在は福岡県の栗脇法律事務所にいるようです。栗脇法律事務所は、早稲田大学卒の弁護士、栗脇 康秀(くりわき やすひで)氏が2016年4月に開設した新しい事務所で、所員も代表弁護士の栗脇 康秀氏と水野遼氏の2人しかいないようです。

弁理士の世界でも、答案練習会で優秀答案を連発していた人が事務所で成功するとは限らない、などと言われていますが、水野弁護士の場合はどうだったのでしょう?

監査事務所を2年、その後、2017年1月に大阪の知財系法律事務所に勤めて、同年10月に栗脇法律事務所に移っています。

これらの経歴を見ていると、監査事務所はともかく、大阪の知財系法律事務所は水が合わなかったのかも知れません。大阪人は東大を嫌う人もいますから、上司にあたる人がそうだった場合は、イジメにあったりする可能性もないとは言えません。

大阪に行ったのは、東京の4大事務所では、どこにも就職したことのない人を採用する方針のところもあるからか、あるいは、一度断ったので、大阪に移った可能性があります。

理系ですから知財系法律事務所は適任だったと思いますが、わずか10か月で事務所を変わっているので、水野遼氏がやりたいことができなかった可能性もあります。

いずれにせよ、受験、試験の世界では圧倒的な実績のある水野遼氏が、弁護士の実務の世界でどのくらい優秀なのか?今後の活躍を注目していきたいと思います。

 

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