やることが多すぎて勉強をやる気になれない
- 2012年07月01日
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高校受験生からの質問で、やることが多過ぎて何から手をつけたらいいかわからず、受験勉強をやる気がしません、という相談を受ける場合があります。
私のように、大学受験、公務員試験、大学院入試、資格試験と受験してきた経験から言えば、高校受験の勉強の内容なんか非常に少ないとしか言えないのですが、中学生にとってはまだ、もっと大変な試験がある、ということは簡単には信じられないと思います。
しかし、中学の教科書は1学年1教科100ページ程度ではないでしょうか?多い場合は200ページあるかも知れませんが。
これが高校になると、有名なチャート式数学という参考書があるのですが、これは1学年300~400ページあり、さらに、白チャート、黄チャート、青チャート、赤チャートと4冊もあります。もっとも、全部やる必要はありませんが、やる人は青チャートと赤チャートをやり、さらに大学への数学というこれも300ページ位の参考書をやる人もいます。 大学受験ではその位の量を勉強するわけです。
大学院でもやはり、1科目1冊の本をやりますが、こちらは上・中・下に分かれていたりして、1000ページ位ある教科もあります。
資格試験の場合、日本で一番難しいと言われる司法試験の民法という科目では基本書が4冊に分かれており、1冊500ページ位あります。つまり、2000ページの本を読む必要があるわけです。この1科目だけで、高校受験の全科目分よりも多いと言えるでしょう。
そういう意味から言えば、やることが多すぎて受験勉強のどれから手を付けたらいいかわからない、途方にくれる、というのは全くナンセンスです。すぐに1科目でも勉強を始め、まずは1科目は合格できるレベルに持って行きましょう。そしたらもう1科目合格レベルにし、最終的には全科目を合格レベルにしていくことも十分可能です。
ただ、やはり計画は大事ですから、自分の志望する高校の過去の入試問題を少し解いてみて、どの科目で何点取って合格するか、大体の目標点を決め、そのために一番点数が足りない科目から重点的にやる、というのもよいでしょう。
あるいは精神的に楽にやりたいのであれば、自分の好きな科目のうち、必要点数に達していない科目を重点的に勉強するのもよいでしょう。
とはいえ、好きな科目もないし、全科目入試合格に点数が足りていないという人もいるかも知れません。そういう場合は以下の教材を購入することをお勧めします。