安保法案成立と今後
- 2015年09月19日
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安保法案が成立したことで、今後、自衛隊が海外の戦争で支援する場面が出て来るでしょう。
ということは、戦争で犠牲になる場合も出て来る、ということです。
これは、平和ボケしている日本人には衝撃でしょうが、アメリカなどでは当たり前のことです。
私がアメリカのフィラデルフィアに行っていたとき、ショッピングモールの吹き抜けのレストランなどが並ぶオープンスペースで食事をしていたのですが、突然皆立ち上がって拍手を送り始めました。
どこか、おそらくイラクだと思いますが、戦闘服を着た軍人が大勢そこの2階に入って来ました。皆、戦士たちを讃えていました。
おそらく部隊の隊員の中には戦争で亡くなった人も少なからずいたと思います。そうした犠牲になった人のことも含めての拍手だったように感じました。
つまり、海外では、戦争や死と隣り合わせ、というのが当たり前のことなのです。
自由と平和を守るためには、命をかけて国のために戦う戦士が必要なのです。
それをアメリカに全部外注して日本人は何の危険も冒さない、というのがこれまでの日本のやり方でした。
それでも、アメリカが十分国力があり、日本も経済的な面で協力できる関係だったので、何とかやってこれました。
しかしながら、アメリカも赤字に苦しみ、限界に近づいています。55万人もいる軍人の費用も大変です。そして、中国の台頭やテロとの戦いもあります。
そういう状況で日本にも危険を負担せよ、というのは仕方のない流れなのでしょう。
とはいえ、今後は、自衛官が海外の戦争地域で負傷したり、時には亡くなることも出て来るでしょう。第2次世界大戦では、200万人~300万人の日本人が戦争で亡くなりました。南方の島、パラオや硫黄島などではほぼ全員が死亡したようです。
そのような悲惨な戦争体験ほどではないにせよ、人が戦争で死ぬ、ということが日本人にも起こることになります。
とはいえ、最近、殺人事件がかなり頻繁に起きているので、戦争で数人が亡くなってもそれほど大きな衝撃は起きないかも知れません。
しかし、できる限り世界を平和にし、紛争を減らすようにすることで、戦争の犠牲者を最小限に食い止めたいものです。