就活(就職活動)の次はハイカツ(配属活動)

一流大学に入ったら、次は就職活動、つまり、就活があります。

超一流大学に入ってそれなりの成績を取ったり、運動部で頑張っていれば、誰もが名前を知っている大企業に就職できます。そしてよほどのことがなければそういう会社は潰れることはなく、定年まで勤めることができ、年金も月30万円以上もらえるでしょう。

ただ、最近は就職してもすぐに会社を辞める新入社員が続出するようになり、会社も対策を立てているようです。

その一つが、配属先を希望できる制度です。この部署に行きたい、という志望を3カ所位あげ、その中から希望部署が受けいれられる場合は受け入れる、ということです。

例えば、ニューヨーク支店に配属されたい、スイスの支店に行きたい、中国、インド、タイ、インドネシア、シンガポールに行きたい、アフリカや南アメリカに行きたい、など各人が希望し、その支社が希望を受け入れれば、新入社員でもいきなりニューヨーク支店に配属される可能性もあります。

しかしながら、やはり、ニューヨーク支店に配属されるためには努力が必要です。

実際にニューヨーク支店に配属された新人は、就職が決まったら、その後自費でニューヨークに行って支社の人達と会って話をしたそうです。もちろん、それに加えて英語の勉強も相当していたはずです。海外で仕事をするには、最低でもTOEIC800点以上は必要だと思います。

と言っても、最初は現地の語学学校に入れてくれる場合もありますから、400点台でも何とかなる場合もなくはないですが、最低でも600点は欲しいところです。

いずれにしても、今後は、とりあえず一流大学から一流企業に行って配属された部署で頑張って徐々に出世していく、という受け身の人生ではなく、入りたい部署や支店がある会社に入り、自分のやりたいことができる部署に配属され、最初から自分のやりたい仕事をバリバリやる、というスタイルになるかも知れません。

だとすれば、高校時代から、大学を卒業したら、どういう会社に入って、どこの支店あるいは研究所、工場に配属され、その後どんな経験をして会社で成功し、あるいは、途中でスピンアウトして自分で起業するか?と言った人生設計まで考えて大学受験をするのがよいと思います。

つまり、人生のビジョンを持つ、ということです。

スポーツ選手の場合はビジョンはとても明確で、オリンピック優勝、全日本選手権優勝、などはっきりしたビジョンが描けます。

しかし、仕事のビジョンというのはなかなか経験がないと、その部署が何をやっているかわからず、どこを希望すればいいかわからない場合が多いと思います。

そういうときは、工場見学に行ったり、営業マンの人のセミナーに行ったり、研究者の本を読み、大学の研究室を見学するなどしてみればよいと思います。研究関係であれば、大学のオープンキャンパスに行けば研究の実態がある程度わかります。

高度成長期は好きなことをする、ということは難しかったと思います。新入社員は最初は下働きで、10年位経って管理職になってから自分のやりたいことができる、というのが会社のシステムでした。

しかし、いまや、それでは会社自体が立ち行かなくなってきています。そのため、入社してすぐに能力を発揮できるシステムに変わりつつあります。

それは能力を発揮できるチャンスでもあります。

ぜひこのチャンスを活かして欲しいと思います。

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