得意科目を伸ばすか、苦手科目を克服するか?

受験勉強で、得意科目を伸ばして、高得点を取って勝負する手があります。例えば、東大で言えば、数学か英語で満点かそれに近い点数が取れれば非常に有利なのは自明です。残り140点取れれば合格ですから、他の科目が120+120+80で、320点ですから、他の科目は半分の60点か40点が取れれば合格できます。

それとは逆に、不得意科目を克服し、全科目6割以上に上げて合格する、というやり方もあり得ます。もちろん、全科目6割以上にする必要は必ずしもなく、1科目5割でも別の科目で7割取れれば理論的には合格できますから。

私の場合は、苦手科目を克服することで、東京大学に楽勝で合格できました。当たり前と言えば当たり前のことですが。

得意科目は英語、国語も不得意ではありませんでした。しかし、数学が致命的に成績が悪かったです。

そこで、何度も書いてあるとおり、高校2年の終わり、つまり3年に上がる前の春休みに全力でチャート式数学III(赤チャート)をやりました。320頁中300ページ超を一通り終わらせることができ、数学IIIの微分・積分が得意になりました。微分・積分は単なる計算問題と言っても過言ではないですから。

それにより、数学の苦手意識がなくなり、化学や生物の勉強にも頑張れるようになり、1浪で東大に合格できました。

ただ、この方法はかなりの精神力が必要と思います。苦手科目を集中的に勉強するのは、非常につらいです。吐き気がします。しかも解けないのですぐに疲れます。

しかし、そこで歯を食いしばって頑張ることで確実に理解が深まり、実力も伸びます。それにより、その後の勉強計画が非常に立てやすくなります。

なぜなら、致命的な苦手科目が無くなれば、後は全体的に底上げしていけばいいだけだからです。

そういう意味で、私は苦手科目の克服により、成績を大きく伸ばすことができました。その勉強方法はこちらに詳しく書いてあります。

苦手科目を克服して東京大学に楽勝で合格する受験勉強法

コメントを残す

ページトップへ