東大に入れれば何をやってもいいという親、教師と日大アメフト部の共通点

ある受験生の親は、子供に対し、東大に入れれば何でもいい、何をやってもいい、東大に入れば何でもやらせてやる、と言っていたそうです。これは、非道徳なことをやってもいい、という意味だと思います。

このような考え方は、最近問題になっている、勝つためには手段を選ばない、反則する位でないと勝てない、という日大のアメリカンフットボール部(日大フェニックス)の姿勢に似ていると思います。

日大アメフト部の内田監督が反則するなら試合に出す、相手のクォーターバックの選手を壊してこい(怪我をさせろ)と指示した、と日大アメフト部の複数の部員が言っていたそうです。内田監督は、そのくらいやらないと勝てない、という信念を持っていたようです。

これは十分あり得ることだと思います。

格闘技の空手の試合でも、相手を殺してこい、どてっぱらに風穴をあけてこい、等と指示する指導者もいると聞いたことがあります。空手の場合は、技が強烈過ぎて相手が死亡する事故は起こり得ます。ボクシングやプロレスでも時々死者が出ています。

しかし、それらは、本当に殺人を目的として技を出して殺してしまう、というケースはほとんどなく、普通に技を出したら、相手が未熟で防御できずに亡くなってしまうことがほとんどと思われます。

日本大学アメフト部(日大フェニックス)のように、監督が相手のQBに怪我をさせろ、と明確に指示し、それを選手が忠実に守って、反則タックルをして相手の司令塔であるクォーターバックを負傷させ、退場させる、というのは聞いたことがありません。

もし、皆がそういう作戦を取ったら、QBはたまったものではありません。反則攻撃を常に警戒する必要がありますから。そんな試合に出たい人はいないでしょう。

では、東京大学受験において手段を選ばずに合格する、というのには、どんなやり方が考えられるでしょうか?

一番思いつくのは、カンニングすることでしょう。以前京都大学で入試中に入試問題を外部に送信して答えを教えてもらう、という事件があったと記憶しています。確か、教えてGooやYahoo知恵袋のようなサイトに問題を送って解答を教えてもらう、というのではなかったかと思います。

今のハイテク技術を使えば、そうしたことも可能かも知れません。動画が撮れるペンで問題を撮影し、外部に送信し、答えを受けとればいいだけです。

ただ、動画を撮ることはできても、答えを受け取ることができるかは不明です。ペンにディスプレイを付けて、そこに表示させる手もありますが、1行程度だと解答全部を見るのにかなり時間がかかってバレるおそれがあります。あるいは、トイレに行って個室で受け取る、という手はあるかも知れません。

でも、仮にこんなことをして合格できても、その後、東大生の中での競争が待っています。そこでボロ負けしたら、結局東大の最下位クラスでしょうから、成績も優が取れず、就職でも苦労しそうな気もします。仮に東大枠で一流企業に入れても、2流大の同期や先輩等に、お前、それで東大か?とバカにされる可能性もあり得ます。

それ以外にも、勉強ばかりさせられる欲求不満を解消するために、万引きする、マンガを読みまくる、ゲームを連続して長時間やる、など一般には禁止されていることをして反抗する、という生徒さんもいるでしょう。

いずれにしても、不正なことをしたり、やってはいけないことをして東京大学に合格しても、あまりいい人生にはならないと思います。

例えば、やってはいけない、ホモやレズ、売春、万引きなどをしてストレスを解消して東大に入れたとしても、その趣味はおそらく治りません。

すると、東大合格のためなら何をやってもいい、と、東大合格のためのストレス解消だったものが、その後の人生の足を引っ張ってしまい、せっかく東大に入っても、そのメリットを十分活かせないおそれがあります。

もちろん、聖人君子のような受験勉強ばかりの生活は、多くの生徒にとって耐え難い苦痛があると思います。

しかし、その苦痛に耐えた人だけが見れる世界もあるのです。涙の後には虹が出る、という人もいます。苦労してつかんだ栄光は本人にとってもかけがえのない誇りになりますし、いい思い出になります。

とはいえ、無意味な苦痛はできるなら味わいたくないですよね?苦痛を味わわず、むしろ快感を感じながら受験勉強して東京大学に楽勝で合格できる方法も実はあります。

そういう勉強法を知りたい人はこちらを御覧下さい。

受験勉強が楽しくてたまらなくなる勉強法

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