東大研究者の給料

東大に入ったら将来安泰、というのが親や教師の決まり文句ではあります。そしてそれは東大に入って普通に勉強し、普通に努力をすれば、という但し書きが付きます。

東京大学に入っても、競馬やパチンコ、麻雀等に狂って卒業せずに中途退学する人もいますし、ミュージシャンとしてバンドをやって留年を繰り返す人もいます。それ以外に、異常に人付き合いが悪く、周囲と全くうまくいかない人等もいます。

そうした普通でない人を除けば、普通に大企業に入り、それなりに出世できます。頑張らなくても年収1000万円程度はもらえるようになるでしょう。もちろん、頑張って、役員や社長になれば数千万円~数億、最高なら年収10億も不可能ではないでしょう。

では、会社に入らずに、大学の研究室に残り研究する場合はどの位の収入が得られるのでしょう?

東大でも大学教員ですからかつては国家公務員の俸給表が適用されていました。それによると、以前は、助教(昔の助手)クラスで最高月40万円程度、准教授(助教授)クラスで年収900万円程度、教授クラスで1200万円弱程度、学科長、学部長等役職が付けばその分、100万円とか200万円が上乗せされます。

よほど変なことをしない限り准教授にはなれるのと、本の印税や外部の大学の講義料などもあるので、准教授なら年収1000万円程度と考えるとよいでしょう。教授はもちろん、1300万円~1500万円も可能だし、最近では特許で別途数百万円~数億円稼ぐ教授もいるので、そういう意味では研究者になって売れる発明をして特許を取れば、教授でも年収で億を超える人もいます。つまり今や、教授は億万長者にもなれるし、名誉も地位もあるし、非常に魅力的な職業と言えるでしょう。

とはいえ、大企業の課長クラスが年収1000万円~1500万円であることを考えると、副収入のない教授だと年収1100万円台で、大企業の課長以下とも言えます。大企業の部長になれば年収1500万円~2000万円台、役員なら年収で2000万円~5000万円、社長なら年収4000万円から数億円(青天井)ですから、収入だけでみれば、大学教授の方が少ないです。

年収だけで判断するのであれば、弁護士なら年収10億の弁護士もいましたから、そういう道を行ってもいいでしょうし、ファンドマネージャーと言って、年金等を株等で運用する人は年収5億とか10億の人もいますし、もっと多い人は年収100億の人もいたと思います。しかし、そういう人はいつも株式相場を見て肝を冷やしたり精神的に疲れるので早死にしたり、数年で引退する、という噂もあります。

全体的に考えると、東大に限らず、大学教授はとても魅力的なポジションだと思います。好きな研究をやって給料をもらえるわけですから。そして、研究がうまく行って当たれば億万長者にもなれます。さらに賞をもらったり、歴史に名が残る、という面もあります。

会社だと人事異動で不得意な業務も担当させられるケースが非常に多いですし、自分の手柄にできない場合もよくあります。まあそれも給料のうち、と割り切るのがサラリーマン的とも言えます。

結論としては、職業が何であれ、自分が好きな分野に没頭して研究すれば、お金はいくらでも後からついてくると思います。

そして学者になるには、東大や京大等の一流大学に入る方が近道です。

そういう意味でも東大に入ることはお勧めです。

ビリからでも東大に入れる勉強法

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