浪人生の偏差値(成績)が伸びない、模試の成績が上がらない理由と不安

成績、偏差値が伸びないとすれば、勉強量が足りないか、勉強方法が間違っている、と考えるべきです。

浪人して1年間余分に勉強したけど成績が伸びなくて、結局現役時代と同じレベルの大学に入ったという話をよく聞きます。また、浪人生から、現役時代よりも偏差値が下がってしまいました、どうしたらいいのでしょう?という質問もときどき受けます。

浪人生は現役生よりも長時間勉強しています。ですから、常識的に考えたら、成績が伸びないわけがありません。少なくとも昨年の同時期の自分よりは知識は豊富になっているはずです。

しかし、実際には、1年間余分に勉強したにもかかわらず、合格可能圏の大学が現役時代とほとんど変わらない人も相当数います。あるいは、3年、5年と浪人してもいつまでも志望校に合格できない人もかなりいます。これはどういうことなのでしょうか?

勉強量は十分やれているとすれば、問題は、勉強方法にあると思われます。表面だけをなぞるような浅い勉強をしている、あるいは、逆に必要以上に深く原因を研究してしまうケースもありえます。例えば、英語の単語や表現がなぜそうなっているか?を理解するには、語源、ラテン語までさかのぼる必要がありますが、受験にはそこまでの知識は不要です。そのような場合は理屈抜きに丸暗記するのが正解です。

つまり、浪人生も正しい勉強法で十分な量勉強すれば偏差値は飛躍的に伸びます。そのための対策について動画で説明してみました。

上記が全てではないですが、上記のことを対策するだけでもある程度は浪人生も偏差値は伸びると思います。もちろん、浪人生に限らず、現役生でも同じような効果はあると思います。

上の動画で説明しきれていない部分もあります。それについては、以下に説明します。

その理由の一つは昨年覚えたけど、今年は忘れてしまっている場合。つまり、インプットしてもそれと同じ位のスピードで忘れるので、知識が増えて行かない、というケースです。この場合は、前に覚えた知識が長期記憶に入っていないか、記憶の奥の方に沈んでいてすぐに出てこないケースがあります。長期記憶に入れるには、入るまで繰り返して覚える必要があります。

もう一つは現役生の中に非常に優秀で、自分よりも勉強(知識の吸収)の早い人がいることです。例えば、写真記憶が得意で、英単語をぼーっと眺めるだけで頭に入ってくるスポンジみたいな吸収力のある生徒さんもまれにいます。そういう人は全国でも数十人もいないでしょうから、気にする必要はありません。普通の記憶力があれば東大に入ることは誰でもできます。

大学受験には毎年60~70万人位が新規に参入(大学受験)します。その中に自分よりも優秀な人(成績や偏差値の伸びるスピードが速い人)が何人いるかによって、自分が合格できる大学が決まる計算になります。例えば、毎年100人自分より優秀な人が参入すれば、毎年抜かれてしまって東大医学部にはいつまでも合格できません。

話を非常に簡単にするために、昔の司法試験で例えてみます。 昔の司法試験は500人しか合格できませんでした。当時の東京大学文科I類の合格者数は600人でした。すると、東京大学法学部に合格できても司法試験に合格できない人が現実にいました。

東大法学部が毎年600人増え、司法試験合格者は500人なら、東大法学部生の100人は司法試験には合格できないことになります。

実際には、東大法学部生の全員が司法試験を本気で受験するわけでもないですし、東大の他学部、例えば理科III類の医学部生や、文科II類の経済学部生、文科III類の文学部生なども司法試験を受験して合格する場合もありますから、そう簡単ではありませんが。

私の先輩でも東大法学部卒で7浪しても司法試験に合格できず、司法試験を諦めて銀行に就職した人もいました。 同級生には、公認会計士試験を2留しても合格せず、やはり、地方銀行に行った経済学部生もいました。 知人の兄さんは、10浪して35歳になってようやく司法試験に合格しました(法科大学院経由)。

他の超難関試験では、25浪した人の話もあります。 つまり、10浪、25浪しても合格できるとは限りません。新規参入者で自分よりも頭がよく、理解も早い人が毎年新しく合格定員以上に参入してきたら、いくら長期間頑張って勉強しても合格できないことになります。

東大医学部のように合格者が90人だと、毎年90人天才が受験すれば、それ以外の人はいくら勉強しても永久に東京大学理科III類に合格することは不可能です。

大学受験も同じことです。現役時代と同じような勉強方法をやっていたら、現役時代と同じような成績、偏差値になる可能性はかなり高いです。

現役時代に負けた人と同じような人がまた新たに同じ位の数参入してくるわけですから。 そして、考え方の面でも、現役時代と同じ発想、信念で勉強していたら、現役時代の壁を乗り越えることはできません。

では、どうすれば、これらの新たな優秀な参入者に勝って成績を上げることができるのでしょうか? それは、正しい考え方で正しい勉強方法に変えることです。そうすれば、新規参入の受験生と同じかそれ以上のスピードで成績(偏差値)を伸ばすことができるようになり志望校への合格が可能になります。

それにより不安を無くし、最高の状態で猛勉強でき、どんどん知識を吸収して成績を飛躍的に伸ばすことが可能になります。 それができれば、勉強をやればやっただけ成績(偏差値)を上げ、どんな難関大学や難関資格試験にでも合格することは可能です。

今の自分の壁を壊し、成績の伸びが止まらない勉強方法を知りたい人は以下の画像をクリックしてご覧下さい。文字通り奇跡のように偏差値が伸びると思います。

コメントを残す

ページトップへ