浪人生の8割は現役時代より成績が上がらない(偏差値が伸びない)
- 2015年10月04日
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浪人生は秋から成績が伸び悩む、ということを何度か書いて来ましたが、最近読んだ記事によると、浪人生の8割は成績が上がらない、という説があるそうです。
その説によると、「浪人生のうち、成績が上がるのは2割、5割は良くても現状維持、残りは下がる」ということのようです。
つまり、浪人して成績を上げて、希望の第一志望校に入れる人は2割程度、ということなのでしょう。
それ以外は現役時と同じレベルか、むしろ現役時代よりも下のランクの大学に入ることになります。
浪人しても8割が成績が上がらないとすれば、浪人は全く無駄になってしまいます。
その記事によれば、浪人生の成績が上がらないのは、モチベーションが続かないためだそうです。
確かに現役時代、限界まで勉強し、自分のできることは全てやったにも合格できずに浪人した場合はもうやることが残っていないかも知れません。あと、何をやればいいんだ?という状態になるのかも知れません。
しかし、そうは言っても、模擬試験で満点ではない人が大部分と思います。模擬試験で満点に近い点数を取れるのに浪人を続ける人もいます。以前も書きましたが、駿台予備校に昔、5浪している人がいました。年初の模試では全国トップを取り続けるのですが、夏から秋にはトップの座を明け渡し、結局合格圏から姿を消すのが毎年のパターンだったようです。
このようなパターンになると、おそらくいつまでも合格できません。このレベルまで行くと、予備校の問題もほとんどパターンを覚え、すぐに点数が取れるレベルになっています。それでも合格できないとなるともはや打つ手がありません。
模試で合格圏に入っているのに合格できない人はおそらく理解がどこかずれているかも知れません。本質の部分を理解していないから、少し問題を変えられたら対応できず、その部分を試験官に見透かされてしまうのでしょう。
そういう意味から言えば、伸びない浪人生は焦って応用問題や入試問題ばかり解くのではなく、むしろ、基本に戻って、根本的な理解を深めるような勉強をするのがよいかも知れません。
また、モチベーションを保つ工夫も必要です。
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