中学入試会場で受験生激励大声やめて!学習塾・予備校関係者ら過熱

灘中学校等兵庫県の私立中学などの入学試験で、塾・予備校関係者による「応援団」や「決起集会」の大声への対応に学校側が頭を悩ませているそうだ。

塾関係者の中には、のぼりや鉢巻き姿で大声を上げ気合を入れる人もいるらしい。

普段から見慣れた先生の気合いであれば気が引き締まるだろうが、全然知らない先生と生徒が気合いだ~とか叫んでいたら、びっくりするだろう。

他の受験生や保護者から「委縮する」との苦情も出ているという。この大声で委縮して実力を発揮できなかったとしたら、損害賠償ものだろう。

これに対し、学校側は、文書でこうした大声での激励を自粛するよう塾等に申し入れたそうだ。

ほかの受験生が萎縮する事態を避けるため、塾に対し、集団で声を上げての決起集会▽旗やのぼりの使用▽ベンチコートの着用-などをやめるよう、事前に文書で呼び掛けたという。

かなり効果はあったが、一部でまだやはり決起集会を開いた塾があったそうで、そういう塾に対しては個別に文句を言っているという。

塾生同士、塾の先生とで集まって決起するのはいいが、その中学校の前ではなく、少し離れたところでやるのがよいのではなかろうか?

数百m離れたところに会場を借りて、そこで決起集会をすればよい。

進学塾の日能研関西本部(神戸市)の森永直樹・進学情報室長は「昔はもっと派手に応援していた時代もあったと言っているそうだ。

その頃も委縮する生徒はいたのではなかろうか?

もちろん、本当に実力があれば、そういう決起集会等しなくても確実に合格できるだろう。

むしろ、決起集会があったために実力が出しきれなかったとしたら、むしろ集中力不足かも知れない。

いずれにしても、どんなにひどい環境であっても自分を失わず、実力を発揮できるようにしておきたいものだと思う。

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