勉強しても頭に入らない
- 2015年09月22日
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私の教材を購入して米国公認会計士試験(USCPA)を受験していた人は、3月の面談後、5月初め、6月の科目試験に連続合格し、7月のグアムでの試験に合格すれば最終合格、という状態でした。
ところが、彼が言うには、頭が重くなって、テキストを読んでも頭に入ってこない状態になってしまったそうです。
そこで、私としては、自分の弁理士試験のときの経験から、あるやり方で基礎からじっくりやり直すことを勧め、その後、無事10月のハワイの試験で最終合格されました。
この頭に入らない状態というのはやっかいです。主に精神的な負担からこの状態になるのではないかと考えています。
例えば、受験に失敗したらどうしよう?と不安になると、勉強していても頭に入ってこないと思います。
そうなると、1行を進めるのに何度も立ち止まって読み返してしまいます。
その場合は、一度、勉強から離れて、現状を冷静に分析すればよいと思います。
本当に合格できない状態なのか?あと何をやれば合格できるのか?を分析します。
多くの場合、これをやれば合格できるはず、という答えが見つかるはずです。
そうしたら、それをきちんと実行していけば不安は徐々に消えていき、勉強したことが身に付くようになります。
それに、仮に一度位失敗しても一浪なので、何も問題ありません。2浪までなら、一流企業に入り、普通に出世できます。
そういう意味でも、失敗を必要以上に恐れる必要もありません。
また、最悪のケースを全部想定してみるものよいです。
もし仮に受験した全ての大学に落ちたらどうなるか?を考えて全ての場合を書き出してみます。
親戚にバカにされる、友人にも見放される、先生や家族からやっぱりダメだったな、と言われる・・・
親戚にバカにされるのはそれほど大した問題でしょうか?そんなに頻繁に会わないなら問題ないと思います。
友人に見放される、ということはあまり考えられないし、むしろ親友であれば、励ましてくれるはずです。また、翌年合格すればまた関係は復活すると思います。
先生や親から罵倒されたとしても、そんなことは日常茶飯事でしょう。
など、一つ一つ考えていくとそれほど大したことにはならないことに気が付くはずです。
心配や不安がある場合は、最悪の状態をシミュレーション(疑似体験)してみることをお勧めします。
最悪の状態まで落ちれば、あとは上がるだけですから早いです。