多浪して東大、京大に入るか、現役で行ける大学に行くか?

大学受験生の中には長期間浪人して第一志望の大学に入るように頑張る人もいます。

私の同級生にも4浪して早稲田大学に入った人がいました。

あるいは現役や一浪である程度の大学に合格しても、仮面浪人して翌年第一志望校を受ける人もいるようです。典型的には、東京大学理科I類に合格して、翌年理科III類に入り直す、というパターンがあります。

あるいは、東大数学科を卒業し、その後、東大理科III類に再受験して入った人もいました。

医師になるなら年齢はあまり関係ないですから、多浪、再受験等でも将来何とか食べて行けるでしょう。もちろん、池袋で暴走した金子庄一郎容疑者のような人気のない診療所を開いても客が来ない、という場合はうまく行かないでしょうが・・・

いずれにしても、医学部に入るための多浪は容認されると思います。

しかし、それ以外の、例えば、学者になりたいので、35歳を過ぎてから大学院に入り直す、というのは将来会社に就職できる可能性は低いですからかなりリスクがあります。それに35歳を過ぎていると博士研究員のポストも日本ではほとんどなくなりますから、海外に行かざるを得なくなります。

それでもどうしても研究したい、というのであればそれもよいと思います。が、そういう場合は、本当に1週間徹夜で研究に没頭する、と言う位のことをする覚悟がなければ将来研究者として生きて行くのは難しいように思います。

一番大変だな、と思うのは、資格を取るのではなく、普通に会社に就職するしかない学部に多浪して入るケースです。2浪程度であれば一流会社に入るのも何の問題もありませんが、3浪だと少し厳しくなり、4浪以上だともっと厳しく、10浪とかだと面接まで行けない、という人もいるようです。

と言っても10浪や11浪で東大卒、は民間会社への就職もほとんど絶望的で、マスコミや公務員も制限年齢を超えているので、入れないでしょう。すると、資格試験を目指すか、再度医学部を目指すか、自営業をやるか、塾や予備校の講師をやる位しかできることがなくなります。

そうなると一流大学を出ていても定職についてない状態では結婚も難しいです。

そうならないためには、今の学力で入れる大学に行って、ストレートで卒業し、必要があれば、海外の大学院に入る、というのが一番いいような気がします。特に理系であれば、大学院から海外に行くのは容易で、しかも給料が出る場合が多いですから。

文系の場合は大学院は学費が年間400万円以上かかりますから、2年間留学すると1000万円以上の費用がかかります。それをポンと出せる人はいいですが、そうでなければ、奨学金を取る必要があります。

一番いいのは、公務員になって国費で留学させてもらうか、会社の留学制度を利用して会社の費用で留学させてもらうことです。

そのためにも、英語はしっかり勉強してTOEIC, TOEFLでいい点数を取れるようになる必要があります。

英語は訓練すればできるようになるので、やるかやらないかだけです。

そういう意味では、どんどん実践するとうまくなります。

大抵のことは、大学卒業後でも勉強できます。なので、一生勉強するつもりで、現役で入れる大学に入る方が、多浪して一流大学に入るよりも良いように思います。

局部をチョン切られた弁護士も明治大学からカリフォルニア大学のロースクールに留学するなどしてアメリカの弁護士資格も持っているようです。

そういう意味では、できるだけ現役で入って、資格試験も最短で取得し、さらに、海外留学も若いうちにやる、というのがよいように思います。

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