孫への教育資金1兆円突破

今の高齢者は高度成長時代にサラリーマンや公務員をやった人も多く、年金も十分もらっていて生活に余裕のある人もいます。

そういう人向けに、孫への教育資金は1500万円まで非課税で贈与できる仕組みがあります。平成19年3月まで利用可能です。

現在までに総額で1兆2000億円が既に贈与されたそうです。

現実には信託銀行などを利用するようで、払い出しには領収書が必要なようです。

国立大学だと4年間で300万円ちょっとなので、中高も含め全部国公立で行くと、おつりが来てしまいます。

私立大学でも年間150万として、4年間で600万円なので、通常の大学なら1500万円もあれば十分でしょう。

学費に使って余った場合は、海外の大学院に行けば、年間の学費が400万円とかかかりますから、使う分には苦労はしないと思われます。司法試験の法科大学院に行ったり、日本のMBAコース、理系の大学院で博士課程まで行く手もあります。

学費が余ったから使うために大学院に行く、というのは本末転倒ではありますが。ですから、1500万円の枠をフルに使う必要はないと思います。

ただ、私立の医学系の大学では年間授業料が1000万円近いところもあるので、その場合は1500万でも全く足りません。

遺産相続は今は子供2人だと4000万円位までしか非課税ではないので、それ以上遺産がある場合は、孫への教育資金として贈与するのも一つのやり方でしょう。

 

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