数学は暗記科目か?和田秀樹氏の暗記数学

数学の勉強法は、考えつて、解けるまで何時間でも何日でも考え続けるのが正しい勉強法、と思われてきました。それはそれで正しい勉強方法だと思います。

私もZ会の数学の問題を時間無制限で解けるまで考えることで数学が得意になった経験があります。そういう意味で、数学では、問題の解き方を考えることはとても大事と思います。

その一方で、数学は暗記科目、という人がいます。和田秀樹さん等もそう言っています。彼は、数学の勉強法として、問題を5分見てその後すぐに解答を読むことを進めています。そうやって、解法のパターンをまずは知ることを勧めています。

確かに数学が暗記科目というのはある意味で正しいです。

定義、定理、公式などは覚えておかないと解けないです。特に定義は覚えるしかありません。

公式や定理も、試験の場ですぐに導き出せればいいですが、試験の時に定理の証明から考えてやっていたらそれだけで時間がかかって、試験問題を解く時間が少なくなってしまうので、定理についてもやはり記憶が必要でしょう。

他にも、解き方のパターンを覚える必要がある問題もあります。初めて見ると全く解き方がわからなくても、一度解き方がわかれば、次回からは簡単に解けるタイプの問題もたくさんあります。

これは、暗号解きにも似ています。暗号にも一定のパターンがあるので、それに当てはめて少しづつわかってくれば、いずれ全体がわかるようになります。そのためには、様々な暗号のパターンを知るのが有効です。

整数問題についてもそうです。ある程度整数問題を数やれば大体のパターンがわかるようになります。

そういう意味から言えば、数学も定義、定理、公式だけでなく、解法パターンの暗記が非常に重要です。解法パターンを知っていなかったために解けなかった、というケースも多いです。

そのようなことにならないためにも、基本的な解法パターンを暗記することは非常に効率のよい勉強法と言えるでしょう。

しかし、全くの丸暗記のみでは、ひねられた応用問題が解けないですから、やはり応用して考える力も必要です。問題文の条件から解答を導き出す力です。

そして、導き出す過程で、覚えている知識を使います。

つまり、数学は、暗記している知識をどううまく組み合わせて使いこなすか?が重要になります。

暗記と、理解と、思考力のバランスがよければ数学が得意になるでしょう。そしてこれは誰にでも身に付けられるものだと私は思います。

数学や物理が得意になると勉強がとても楽しくなります。

ぜひ、楽しくなるまで頑張って数学の実力をつけて欲しいです。

こちらの教材にも数学が得意になれる方法が書いてあります。

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