東京大学理科III類(医学部)に合格できますか?

高校2年生の生徒さんから、「今から頑張ったら東大理科III類に入れますか?」という質問を受けました。

偏差値はそんなに低すぎるわけでもなく、もちろん高すぎるわけでもありません。
この質問について、みなさんはどう思いますか?

多くの受験生が、

「私は東大に入れますか?」

「私はUCLAに入れますか?」

のような質問をして来ます。この受験生達は何を言って欲しいのでしょうか?

おそらく、「大丈夫、あなたならきっと入れる」と言って欲しいのだと思います。そして、それが、信頼し、尊敬している人の言葉であれば、自信がついて頑張るきっかけにもなりうると思います。

しかし、そこで、「大丈夫、君ならきっと合格できる」と言っても、1回そう言っただけではおそらく何かあったときにまた自信がなくなるでしょう。

それ以前に、そのような質問をしている時点で合格は難しいと思います。

「私はどうしても東大理科III類に入りたいんです。どうすればいいですか?」
という質問をしてくる生徒さんであれば合格できる可能性はあると思います。

質問の仕方一つでその人の状態がわかります。

後者は入ると決心していて、その具体的な勉強方法を聞いて来ています。前者は、入れる保証がなければ勉強したくない、という意味を含んだ質問だと思います。

実際、多くの生徒さんが頑張れない一つの理由は、合格できる保証がないからです。

頑張れば必ず合格できる、と決まっていたら、誰でも必死になって頑張るでしょう。しかし、受験は競争ですから、頑張っても、ライバルがもっと頑張ったら負けてしまうこともあり得ます。ですから、安易に「君なら大丈夫」と楽観的にいうだけでは足りません。

特に、東京大学(東大)や医学部は、優秀な天才、秀才達が受験します。その中でも東京大学理科3類は毎年100人しか合格できない、日本最難関の試験です。

日本に天才が何人いるかはわかりませんが、各県に1人や2人はいるのではないでしょうか?さらには、高校や中学の先生の息子さんも強力なライバルです。灘高、開成高校、筑波大付属駒場、桜蔭など東大医学部の常連校もあります。

そんな中で、全国100人に入るのは至難のわざでしょう。

とはいえ、全く無理か、と言えばそんなことはありません。正しい勉強方法で猛勉強すれば誰でも合格できる可能性がある、とも言えます。
例えば、正しい勉強方法で1日18時間の勉強を1年続けた結果、中卒で高校を3日で中退した不良少年が早稲田大学に合格できた事例があります。

つまり、「今から頑張ったら東大理科III類に入れますか?」という問いに対して、「1日18時間勉強したらたぶん入れるよ」とは言えるかも知れません。

しかし、上の生徒さんはそういう答を求めているのではないでしょう。もっと楽して合格したい、という感じが受け取れました。

楽して合格する方法などありません。他人との競争で楽ができるわけがないのです。

とはいえ、1日18時間猛勉強したとしても、正しい方法でやらないと、効率が悪いこともまた事実です。逆に言えば、正しい勉強方法で猛勉強することで東京大学理科III類、つまり東大医学部にでも射程に入り、いずれ合格できます。そのような勉強方法の極意がこちらに書いてあります。

正しいやり方と心構えにより、どんな難関試験でも合格を可能にする勉強法

コメントを残す

ページトップへ