東大、京大等国公立大学の助教、准教授、教授の給料

このブログに来る人で、大学の助教等の収入に興味のある人もいるようです。受験生で、アカデミア(大学等の教員ポスト)の研究者になりたい人もいるでしょう。

昔は公務員は安月給と言われていましたが、実際は決してそんなことはありません。まぁ、企業に入って部長か所長になれば年収で1500万円~2000万円位にはなるので、それに比べれば教授の年収は1200万円弱で、高くはないです。が、他に本の印税や、私立大学での特別講義等をやれば100万円程度は簡単に上乗せできるようですし、発明報奨金で数百万円、数千万円、数億円稼ぐ教授もいますから、うまく行けば地位、名誉、お金の全部が揃ったとてもいい職業だと思います。

で、大学等の教員の俸給表を調べようとしたのですが、そういえば、大学は2004年に国の一機関ではなく、独立行政法人として独自性を持てるようになりました。

つまり、大学毎に教員の給料やボーナスを決めてよくなりました。

さらに、最近の動きとして、国立大学の教員に年俸制を導入しようという動きもあります。

年俸制にすれば従来の給与体系と違って、かなり高額の年俸を提示することも可能になります。そうなれば、海外の有力な研究者を呼ぶこともやりやすくなるでしょう。また、大学間の移動も容易になります。年金分を年俸に上乗せして支払うので、国立大学から私立大学や海外の大学にも移動しやすくなるでしょう。

また、実力に自信のある人はより高額な収入が可能な年俸制を選択するでしょうし、企業が年俸の一部を負担することも可能にするようです。

そういう意味では今後は実力のある研究者は収入は青天井となるでしょうが、従来の制度では国家公務員の教育職として俸給表があり、それにしたがって給与が決められていました。大学教員に準ずる公務員の俸給表を下に貼っておきますので、ご興味があればご覧下さい。

表にあるとおり、教授で最高で月給551900円、助教で435200円。ボーナスが5か月とすれば、17倍ですから、年俸では、教授9382300円、助教7398400円となります。大学教授は実際にはもうちょっと高かったと思います(1200万円弱)が、助教で終わると最高で年収700万円程度、准教授で年収900万円程度と考えてよいと思います。もちろん、昇格する時期によっても最終の年収は変わります。

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