物理の成績が上がらない

文系の受験生はもちろんですが、理系でも、物理が苦手、と言う生徒さんはかなり多いと思います。

特に医学系、歯学系、農学系、生物工学などの生物系の大学に進学する場合は、化学と生物を取る人もいますから物理を取らないので苦手、という場合もあるでしょう。

物理を得意にするには公式の意味を完全に理解して記憶し、それを導き出せ、使いこなせるようになる必要があります。 それには、基本原理をしっかり何度も理解して記憶する必要があります。

この点は数学に似ていますが、物理は現実世界での実験もあるのでそのイメージができるかどうかもよっても理解の度合いが変わってきます。数学と実験の両方の要素があるので数学が苦手な人には物理は得意になりにくい面はあると思われます。

実験例を読んでも頭で理解しにくい場合は、具体的なケース(実験)に当てはめて考えるのが一つのやり方です。力学などであれば、実際に単純化した実験をすればその原理が実際に働いていることがわかると思います。

勉強は何でもそうですが、抽象と具体とを行き来することで理解が深まります。抽象的な全体像ではよくわからない場合は、具体的な数値を入れてみて動きがどう変化するかを見るのもよいです。

それとともに、物理が苦手なうちは、できるだけわかりやすい参考書を使うことです。

私のお勧めは、東進ハイスクールの「橋本の物理を始めから丁寧に」という参考書です。

この本はかなりわかりやすく書いてあるので、物理が苦手な人でも読めばある程度わかると思います。力学では接触面に注目して考えることが書かれています。常に接触面を意識することでどこに力がかかっているかがわかります。

そしたらどういう力がどこにかかっているかわかるようになります。

「橋本の物理を始めから丁寧に」の例題を全部解けるようになればある程度は物理が理解できていると言えるでしょう。解けるようになるまで何度もこの本を繰り返せば力が付くと思います。最低3回程度は繰り返して欲しいです。

参考書を読んで公式や原理を理解し、例題が全部解けるようになれば、あとは、どんどん問題を解いて行けばよいです。テクニック的な面もありますから、そうした解法パターンをマスターすることも必要です。

物理が苦手な人でも、上記の橋本先生の本を何度かやれば大体わかるようになるので、そしたらもうちょっと高度な問題集や参考書に進むとよいでしょう。

以下のページの勉強方法でも物理や数学を得意にすることができるでしょう。

楽しく勉強して学力を伸ばし続けるマニュアル

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