研究員(アカデミック・ポスト)の給料

大学院の博士課程を修了すると、アカデミックポスト(アカポス)があれば助教になれる人もときたまいます。

すぐに助教になれない人は博士研究員として他所の研究室かそれまでいた研究室でポストドクトラルフェローとして働くのが一般的です。

昔は助教よりもポストドクトラルフェローの方が相当給与が良かったのですが、最近はポスドクの給与が下がっているので、助教の方がよいかも知れません。

大学教員の俸給表は以下に載っているので大体この程度です。

http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/gian/179/pdf/t051790011793.pdf

教授で最高基本給が582600円で、これに手当がつくので教授で60万円代ということです。ボーナスが5か月分出れば、1年で12+5=17か月分なので、年収で約1020万円位になると思われます。

通常の教授で大体1200万円弱程度の収入がかなり以前の話だったので、教授になっても大企業の課長クラスの年収しか稼げません。

企業によっては課長で年収1500万円の会社もあるので、大学教授はあまり収入面では恵まれないとも言えます。

ただ、学科長とかになると100万円位アップし、学長だと1700万円~2300万円等の年収になることもあるようです(大学による)。

とはいえ、特許で稼いでいる教授も一定数いて、私の知っている教授は、特許で年間数百万~1000万円位副収入を得てました。

なので、発明能力があれば、本給は安くても特許報酬で稼ぐことができます。

そういう意味では、大学のアカデミック・ポストは頑張れば収入面でも恵まれるので夢のあるポストと言えるかも知れません。

大学院に入って大発明をすれば、一生遊んで暮らせる特許が出せるかも知れません。

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