秋からでも成績（偏差値）が伸び続ける現役生、伸び悩む浪人生

秋から試験直前にかけて成績順位が上がったり、偏差値がどんどん伸びる人もいれば、逆に秋から伸び悩んだり、逆に成績が落ちたり、偏差値が下がったりする人もいます。一般的には、現役生は秋からも伸び続け、浪人生は秋からはもう伸びない、という人もいます。

しかし、もちろん、全ての人がこのパターンになるわけでもなく、現役生で秋から成績順位や偏差値が伸び悩む人も多いですし、逆に浪人生で秋からもどんどん実力も偏差値の伸び続ける人もいます。

多くの場合、成績が伸び続ける人は夢中で猛勉強している人で、成績が伸びない人は、焦っていろいろ手を出すけどあまり成果に結びつかない勉強をしている人です。

ただ、確実に言えることは、やれば必ず成績が伸びる科目というものはあり、その科目を正しいやり方でより長い時間勉強すれば必ず実力は伸び、他人よりも頑張れば、成績が伸びるのは自明のことです。

そのやれば必ず成績が伸びる科目というのはいろいろありますが、簡単に言えばどこから勉強を始めても実力が付く科目です。英語、古文、漢文、社会、生物あたりが該当します。

これらのうち、私は英語をお勧めします。英語の場合、一番簡単な勉強方法は教科書の音読による丸暗記です。高校の教科書を音読してテキストの内容を丸暗記する位になれば必ず成績は上がります。しかも、これはお金もかからず、新しいことをやるのではなく、それまでにやったテキストの音読をやるだけです。

これだけで秋からでも成績はいくらでも伸びます。ただし、一定の時間を取られます。英語がかなり得意な人は英文法を完璧にやる方が効率がいい場合もあり得ます。

逆にやっかいなのは、体系全体が見えないと成績があがりにくい数学とか物理で、得意な人にとっては何の問題もないのですが、苦手意識を持っている人が１カ月猛勉強してもおそらくあまり成績や偏差値は上がらないでしょう。

体系的な知識が必要なものはどこかに穴があると全体がわからず、解答がかけないです。そういう意味では数学を苦手科目から得意科目にするのはかなり時間がかかります。

とはいえ、確実に伸びる英語や社会、生物ばかりやるというわけには行きませんから、英語を確実に伸ばしつつ、必要に応じて数学や物理を地道にコツコツ積み上げることでしょう。

それをうまく組み合わせてやれれば、秋からでも、浪人生であっても成績や偏差値がぐんぐん伸びて行くでしょう。

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