自分がバカだと思っているお子さんの場合

僕(私)はバカだから、といつも言っているお子さんはその通りになります。心の底で別のことを考えていれば別ですが。つまり、心の底では本当は天才だけど、それを言ったら嫌われるから人にはバカと言っておこう、というようなケースを除いて、自分はバカ、という信念を持つようになります。

すると、信念に従って、あまり勉強しなくなり、授業中も必死で理解、記憶しようとしなくなります。

その結果、テストの成績も悪く、それを見て、やはり自分はバカだ、とさらにその信念を強めることになります。

つまり、典型的な負のスパイラルに入ってしまいます。

逆に優等生は、自分は賢い、と信じています。すると、テストで悪い点数を取るのは恥ずかしい、という気持ちがあり、常に面倒でも勉強するようになります。そしてどんどん成績も上がって行き、周りからも褒められることが多くなります。

すると、やっぱり自分は賢いんだ、とさらに自分は賢い、という信念を強め、さらに勉強の集中力が高くなり、理解、記憶も深くなっていき、さらに成績(偏差値)があがります。

この差は、最初に、自分はバカだ、と思うか、自分は賢い、と思うかの違いからスタートします。そして、その信念をそのまま持ち続けると、どんどんその信念を強める方向に進んで行きます。

自分は賢い、という信念を持っている子はいいですが、自分はバカ、という信念を持って、自分がバカであることを証明することほどバカらしいことはないと思います。

少なくとも、自分はバカ、という信念はすぐに変えて、自分はやればできる、だから、勉強しよう、という信念に置き換えるのがよいと思います。

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