10日あればいい! (大学入試短期集中ゼミ)数学シリーズ

数学を短期間にレベルアップするには、解法のパターンを覚えることです。

公式や公理、定理を完全に覚えるのは当然ですが、数学の問題の解き方には一定のパターンがあり、そのパターンに合せれば簡単に解けるけど、そのパターンを知らないと手も足も出ない問題があります。

それは、まさに、その種の問題の解き方を知っているかどうか、によります。

高校の数学の教科書には出てこない解法のパターンというものが確実に存在します。そして、それらをマスターするには、駿台、河合塾、等のハイレベルの予備校の授業を受けるか、Z会をやるか、大学への数学などのよく練られた問題をやるか、しかありませんでした。

しかし、表題の10日あればいい数学などのシリーズでは、こうした、高校では教わらない、大学入試でしか出てこないパターンの解法をまとめているので、この考え方はとてもいいと思います。

どの程度網羅できているかはわかりませんが、手っ取り早く数学をマスターするにはいい方法だと思います。

個人的には、チャート式数学やフォーカス・ゴールドの例題を全部やれば、大学入試に出て来る問題のパターンは網羅できると思うので、そちらが正統なやり方だと思います。しかし、時間の無い人は10日あればいい数学などの薄くて解法パターンがいろいろ載っている問題集からやっていくのも一つのやり方でしょう。

それでどうしても理解しにくい箇所があれば、フォーカス・ゴールドの該当する部分をやって理解を深め、その種の問題を全部解けるようにしていけばいいと思います。

数学は暗記科目、とよく言われますが、解法パターンを理解して覚えることが非常に重要です。

碁や将棋でも、定石を覚えるのが基本ですが、数学でも解法のパターンを覚えるのは、碁の定石を覚えるのと同じです。

そして、このパターンになれば勝てる、というところまでどう持っていくか、が問題の題意把握です。

この問題は、何を聞いているか、どういう道筋で解けるか?は覚えている解法のパターンが増えれば増えるほど、早くわかるようになります。

そういう意味で、数学では、解法のパターン=定石を覚えることも意識しながら勉強するのがよいです。

かといって、ひたすら解法パターンを覚えるだけでは足りず、実戦練習もやる必要があります。

そのためには、月並みですが、地道にいい参考書や問題集の問題を解き、解法パターンを覚えていくのが王道だと思います。

それに最適なのは、フォーカス・ゴールドではないかと思います。フォーカス・ゴールドのチェックの付いた問題から順にやっていって、特に苦手なジャンルはしっかり全部の問題をやって完全にマスターするようにすべきです。

おそらく、全問題をやったとしても、あまり完璧になったという手応えは無いかも知れません。それでも、確実に脳にはインプットされていて、数日から数十日経てば確実に効果が出てきます。頭の中で発酵して、他の知識と有機的に結びつき、完全に消化して自由に使えるようになるときが来ます。

その連続で、全分野でそれができるようになったとき、東大数学でも医学部、つまり、理科3類でも合格できるレベルになっているでしょう。

そのような勉強法を以下の教材では書いています。

ビリからでも東大に入れる勉強法

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